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ANA株主優待券のメリットは?

 

ANA株主優待

 
数年前にANAの株を2000株購入した。
親の実家が鳥取県にあり、その当時は年に一回、夏の墓参りのために親に同行して帰省していた。子供の頃は新幹線を乗り継いで東京から鳥取まで行っていたのだけど、社会人になって新幹線を使うことはほとんどなくなり飛行機を使うようになっていた。
 
そのような理由もあり、このコロナ下の中でもANA株2000株は保有し続けていた。
ただし、2000株とそれほど多くの株式を持っていないにしても下落率は大きく、数十万レベルの含み損が発生している。
 
 
このような状況下というのもあるので現在は中々鳥取に帰省することはできなくなっているので、ANA株式優待券が余っていた。使わないとそのまま有効期限切れでただの紙屑になってしまう。
 
では、この券を金券ショップに売るのはどうだろうか。
そんなことを思い立って、ネットを使って現在のANA株主優待券の買取価格を調べてみた。
 
 
 
 
 

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ANA(全日空) 株主優待券 買取相場情報 価格推移 2020
 

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正直、この価格には衝撃を受けた。
以前に同じように優待券の買取価格を調べたときは4000円~5000円程度の値付だった記憶があったので、600円まで下がっているとは思わなかった。そのくらい優待券の需要が消失してしまっているということか。
 
 
 

ANA株主優待券のメリットは?

 
 
そもそもANA株主優待券のメリットはどのくらいあるのだろうか。
 
株主優待券は基本料金の50%OFFとなる。
 
ただし、ANAのチケットにはいろいろな割引制度がある。
大きいのは早期割引制度。平たく言ってしまうと、購入日が搭乗日より前であればあるほど安くなるというシステム。
 
 
 
 
 
 
 
試しに、東京、鳥取間の航空機代金を調べてみる。
 
 

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これを見ると、75日より前であればスーパーバリュー(早期割引)のチケット代が最安となっている。ただしそのチケットも東京発が6:40、9:15とかなり早い時間の便のみ。それ以外の便は株主優待割引がほぼほぼ最安となっている。羽田空港から家まで近ければ早朝発の便でもいいかもしれないが、それでも株主優待割引との差額は2400円。
 
75日以前に予定が決まっていればスパーバリュー(早期割引)をメインに使っていくのもありかもしれないが、予定が中々決まらない場合もあるだろうし、急に飛行機に乗る必要がある場合も出てくるかもしれない。株主優待であれば当日便でも空きさえあれば使用できるらしい
 
 
 
まだ祖父母が生きていた時に、祖父が急死して急遽飛行機に乗るということもあったけど、今は両親の祖父母とも亡くなっているので、そのような用事で急遽飛行機に乗るこは無くなった。
 
将来的に何かビジネスをして、それによって飛行機を使う機会が増えれば別だろうけど、現状では中々飛行機に乗る機会はなさそう。
 
あるいは、将来的に地方に移住した場合はまだ飛行機を使う機会はあるか
 
 
 
いずれにせよ、ANA株は売れるような状況でもない。
ANA株主優待券を打ったところで600円。
 
現在は、じっとANA株を保有し続けるしかないか。