株価チャート
24年5月の 3,600円を天井に緩やかな下降トレンド。
途中反発のような動きも見せているが、基本的にはその動きは変わらず。
8/5の大暴落分は回復するも、その後は再び売り戻されつつある。
日足チャート
週足チャート
25年3月期 第1四半期決算
決算発表日:2024年8月6日
売上高、営業利益
- 収益:△1.0%
- 税引前利益:12.2%
- 営業利益率:10.6%
減収増益。
増益幅は約12%と大きい。
それもあり、営業利益率は10%強となっている。
配当
- 配当:100円
- 株価(8/27):2,998円
- 一株利益:236.75円
- 配当利回り:3.3%
- 配当性向:42.2%
配当利回りは3.3%となっており、目安の4%まではいっていないがそれなりに高め。
25年3月期における増配と、このところの株価低迷もあり配当利回りは高くなってきている。
配当性向は約42%。それほど高いという訳でもなく、配当原資的にはまだ問題はないかな。
25年3月期 通期業績予想
当期利益
- 通期業績予想:9,500億円
- 第1四半期実績:3,543億円
- 進捗率:37.2%
当期利益の通期業績予想は、前年度1.5%減の9,500億円。
第1四半期時点での進捗率は 約37%。目安の25%を大きく超えている。
セグメント
連結純利益
- 地球環境エネルギー:608億円
- マテリアルソリューション:171億円
- 金属資源:1,657億円
- 社会インフラ:▲71億円
- モビリティ:348億円
- 食品産業:252億円
金属資源のカテゴリーで、 豪州原料炭事業における炭鉱売却もあり、約1,600億円もの利益を上げている。
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2024/08/02 日本経済新聞
三菱商事が1日発表した2024年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比12%増の3543億円だった。4~6月期の純利益としては22年4~6月期(5339億円)に次ぐ過去2番目の高水準だった。製鉄向け石炭(原料炭)炭鉱の一部を売却したことが利益を押し上げた。外国為替市場で円安が進んだことも寄与した。
まとめ
決算結果は減収増益。
増益幅は約12%と高く、営業利益率も10%を超える水準となっている。
純利益について、第1四半期時点での進捗率は約37%と高い。
ただし、利益の約1,000億円については、豪州の炭鉱売却に伴う一時的な利益を第1四半期に計上したためかさ上げされていると見られる。
今後の利益水準の推移については引き続き注視が必要。
増配や株価低迷もあり配当利回りは3.3%まで上昇。
市場要因でさらに株価が調整する場合は、買いを検討してもいいかもしれない。