知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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イノベーションを加速させる:古いアイディアの新たな組み合わせ

 

「汎用的な方法」

 

製品設計をしていると多くの問題が発生する。
 
「狙っていた動作をうまくしてくれない」
「強度が弱くて、破損してしまう」
 
などなど。
 
 
そのようなときに私はどうするのか。
 
まずすることはその現象を詳しく観察して、どのような原因でその現象が発生するのかを推理すること。
そして次に、その原因を取り除く方法を考える。
 
ただし、その際は他の製品の情報や、場合によっては異なる分野の製品の情報を集めることもある。そしてそこに、その問題を解決するためのヒントがないかを探していく。
 
基本的にはこのようなプロセスで問題を解決していった。
 
 
 
 
古いアイディアの新たな組み合わせ*1
 
「私たちが群を抜いて独創的だと考えている人のほとんどは本質的には知的媒介者だ。彼らは、異業種間あるいは異集団間で知識を移動させるやり方を知っているんだ。彼らは、さまざまな人々がそれぞれ別の場所で同じ問題に取り組んでいるさまをたくさん見てきたので、どのアイディアがうまくいくかを知っているんだ」
 
社会学の世界では、そうした媒介者はしばしばアイディア・ブローカーあるいはイノベーション・ブローカーと呼ばれる。
 
 
 
 

「汎用的な方法」を製品設計以外にも適用すること

 
転職前、転職後、そのような問題解決の方法は同じように有効だった。
 
そういう意味では「汎用的な方法」とも言えるかもしれない。転職前、転職後でその強みは再現性があったのだから。
 
 
そのような「汎用的な方法」を製品設計以外にも適用することはできるのだろうか。
 
私が本当にやりたいと思っていることに対して、その「汎用的な方法」を適用するためには具体的にどうすればいいのか。基本的には同じようなプロセスになるのだろうか。
 
①解決すべき問題を観察する
②その問題を解決できるような事例が他の分野に無いかを探すため、徹底的に知識蓄積を行う
③候補となる解決法を「解決すべき問題」に適用してみる
 
 

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*1: あなたの生産性を上げる8つのアイディア チャールズ・デュヒッグ 著