2025年8月27日の日経新聞の記事。
2025/08/27 日本経済新聞
金融庁が8月末に出す税制改正要望で、少額投資非課税制度(NISA)について運用資産の入れ替えを可能にするよう求めることがわかった。ライフスタイルや年代に応じ資産を増やしたり、取り崩しながら運用したりといった柔軟な資産形成ができるようにする。
概要
- 現行のNISAの制度では運用商品を入れ替える「スイッチング」のために保有資産を売却した場合、年間360万円の非課税投資枠のうち売却した簿価に当たる金額は同じ年に再投資できないが、制度改正で非課税投資枠がすぐに復活するようにする。
- 世代を限定せず、現役世代でも高齢者でもスイッチングをできるようにする。
- 金融庁は今年に入り、高齢者が資産を運用しながら取り崩しできるようNISAの制度を見直す必要性を示してきた。
- スイッチングもこれまでは高齢者に限定して解禁する案が出ていたが、現役世代であっても資産運用のニーズが幅広いことに対応する。

新NISA
NISAの投資枠には上限額が決まっていて、新NISAでは年間で360万円(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)、トータルでは1,800万円(つみたて投資枠600万円、成長投資枠1,200万円)となっている。
旧NISAでは、NISA枠で保有している株式を売却した場合、その枠は二度と復活することはなかった。
しかし2024年から開始された新NISAでは、同じようにNISA枠で保有している株式を売却した場合、その枠は復活する。
「枠の復活」というのが、新NISAの特徴の一つだった。
枠の復活
ただし、その「枠の復活」には二つの制約がある。
一つ目は、枠は売却した翌年に復活するということ。
二つ目は、枠が復活したとしても年間360万円という投資上限額は変わらないということ。
例えば、成長投資枠で企業Aの株式を100万分保有していたとする。
この株式を2025年に売却した場合、成長投資枠において100万円分の枠が翌年である2026年に復活するのだ。2026年になれば、年間360万円という制約の中で復活した100万円分の枠を再び使用することができる。
新聞記事によると、制度改正によってこの「枠の復活」が「翌年」ではなく、即時に復活するようになるらしい。
私の投資戦略に対する影響
NISA枠で保有する株式からの配当金は非課税になるということもあり、私自身もNISAは最大限活用している。
現状、私は次のような投資戦略をとっている。
成長投資枠(投資枠:年間240万円/トータル1,200万円)
つみたて投資枠(投資枠:年間120万円/トータル600万円)
成長投資枠に関しては、配当利回りの変動等を鑑みて、適宜銘柄の入れ替えを行う予定にしている。
銘柄の入れ替えを行う際、今までの制度では売却後は翌年まで枠の復活を待たなければならなかったが、制度変更されれば即時に復活するため、即時に代わりの銘柄を購入することができる。
制度改正されるにしてもまだ詳細は分からないが、少なくとも私にとってはメリットのある改正になりそうだ。