株価チャート
2025年4月のトランプ関税ショック時は2,200円付近まで売られていたが、その後は株価は大きく上昇。
直近では3,200円近くまで上昇している。
2025年5月の3,500円を天井に1年近く下降トレンドが継続していたが、現在は上昇トレンドに再び転換してきている。
日足チャート

週足チャート

26年3月期 第1四半期決算
決算発表日:2025年8月4日
売上高、営業利益

- 収益:△10.0%
- 税引前利益:△49.3%
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益:△42.7%
- 営業利益率:5.9%
第1四半期決算結果は減収減益。
減益幅は40~50%と非常に大きな減益となっている。
配当

- 配当金:110円
- 株価(8/18):3,203円
- 一株利益:186.74円
- 配当利回り:3.4%
- 配当性向:58.9%
- 株価収益率(PER):17.1倍
配当利回りは3.4%。
直近の株価上昇もあり、利回りは3.4%まで低下している。
配当性向も約60%とそれなりに高いので、これから利益水準を伸ばしていかないと継続的な増配は難しそう。
PERは約17倍と、やや割高水準となっている。

2025年度は、配当金として4,000億円、自己株式取得で10,000億円を株主権限として拠出する予定になっている。
配当と自己株式取得を合わせて総還元性向は200%に達する。
6月末時点の自己株式取得価額総額は3,473億円とのこと。
配当戦略に関して、決算資料内では「累進配当を継続」と明記されている。
26年3月期 通期業績予想

親会社の所有者に帰属する当期利益
- 通期業績予想:7,000億円
- 第1四半期実績:2,031億円
- 進捗率:29.0%
純利益に関して、通期業績予想は前年度26%減の7,000億円。
第1四半期時点の進捗率は29%と、目安の25%を超えている。
損益計算書

収益は前年度から約10%の減益となっているが、その主な要因としては「ローソン持ち分適用会社化に伴う減少」とのこと。
子会社だったローソンの持ち株を一部KDDIに売却したことによって、三菱商事の保有割合が減少している。
前年度との比較でみると、「固定資産除・売却損益」、「その他の損益ー純額」の差が大きい。
前年度から利益が大きく減少しているが、その要因としては「前年度に計上した豪州原料炭事業おける有形固定資産の売却益の反動」「前年度に計上した千代田化工建設関連引当金の戻入の反動」とのこと。
つまり、前年度に計上した一時利益の影響がなくなったため、今年度は前年度から大幅な減益となっている。
関連記事
2025/08/05 日本経済新聞
三菱商事が4日発表した2025年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比43%減の2031億円だった。同期間の減益は2年ぶり。製鉄原料向け石炭を開発する原料炭事業で市況が悪化した。前年同期に大きな資産売却益を計上していた反動減も出た。
同日出そろった大手5社の4~6月期決算は、資源事業の比率が高い三菱商事と三井物産が減益だった。伊藤忠商事など増益組では、株式持ち合い解消や事業売却などに伴う一過性の利益が業績を支えた面が強い。

三菱商事、純利益43%減 4~6月、製鉄用石炭の市況悪化 - 日本経済新聞
まとめ
第1四半期決算結果は減収減益。
減益幅は約40%と大幅な減益となっている。
ただし、減益理由としては前年度に大きな資産売却益を計上した反動とのこと。
配当利回りは3.4%。
この規模の会社を利回り3.4%で買えるのであれば魅力的なのだろうが、ただし利回りは投資目安の4%を大きく割っている。
累進配当戦略をとっている点、また2025年度は1兆円の自己株式取得を行う予定である点など、株主還元には積極的である。
特に売る理由がない限りは保有継続かな。