株価チャート
2025年8月1日の決算発表後に一度窓を開けて大きく下落したが、そのあとは急騰している。
現在は、2,600~2,700円の年初来高値の水準でもみ合っているような状態。
週足で見ると、2020年末の1,400円から緩やかな上昇トレンドが継続している。
日足チャート

週足チャート

26年3月期 第1四半期決算
決算発表日:2025年8月1日
売上高、営業利益

- 売上高:3.4%
- 営業利益:△1.6%
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益:△3.3%
- 営業利益率:18.9%
第1四半期決算結果は増収減益。
26年3月期の通期業績予想は営業利益、純利益ともに増益予想となっている中で、第1四半期実績は営業利益、純利益ともに一転して減益となってしまっている。
おそらくこのことがネガティブインパクトとなって、決算発表後の一時的な株価の下落につながっていたのだろう。
配当

- 配当金:80円
- 株価(8/15):2,630円
- 一株利益:194.38円
- 配当利回り:3.0%
- 配当性向:41.1%
- 株価収益率(PER):13.5倍
配当利回りは3%と投資目安の4%を切ってしまっている。
配当性向は約40%と、まだ多少は増配の余地はありそう。
PERは13.5倍とやや割高水準。
26年3月期 通期業績予想

営業利益
- 通期業績予想:11,780億円
- 第1四半期実績:2,725億円
- 進捗率:23.1%
営業利益に関して、通期業績予想は前年度5.3%増の1兆1,780億円。
一方で第1四半期実績は前年度から逆に減益となってしまい、第1四半期時点の進捗率も約23%と目安の25%をやや切ってしまっている。
損益計算書

売上高は前年度から増収とすることができているが、それ以上に売上原価の伸びが大きく、逆に売上総利益は減ってしまっている。
その中で販管費も増えてしまい、持ち分法による投資益は増えてはいるが結果として減益となっている。
セグメント情報

セグメント利益
- パーソナル:2,136億円
- ビジネス:574億円
各セグメントの利益に関して、ビジネス分野は前年度から約30億円の増益となっているが、逆にパーソナル分野は約60億円の減益となっている。
パーソナル分野の減益の影響が大きい。

減益要因としては「販促費影響」とのこと。
関連記事
2025/08/02 日本経済新聞
KDDIが1日発表した2025年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比3%減の1711億円だった。金融やエネルギーなどの非通信事業は好調に推移したが、前期計上していた販促費の戻し入れ益の反動減が利益を押し下げた。26年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は3%増の1兆4363億円、営業利益は2%減の2725億円だった。
2025/07/08 日本経済新聞
KDDIの時価総額がソフトバンクを下回る状況が続いている。5月28日に約11カ月ぶりに下回り、7月1日には一時的に差が4464億円に広がった。足元の業績は好調なものの、材料視されず、成長戦略や還元期待に陰りが出ているとの見方が多い。
7日時点の時価総額はKDDIが10兆4151億円で、ソフトバンク(10兆6218億円)を2000億円強下回る。昨年末比の株価騰落率は1%安でソフトバンク(12%高)と対照的だ。NTTは同2%安で時価総額は14兆624億円。
KDDIの大株主の京セラとトヨタ自動車による段階的な株式の売り出しも、需給悪化の一因になっている。

KDDI、成長期待に陰り 時価総額ソフトバンク下回る ローソンで差別化狙う - 日本経済新聞
まとめ
第1四半期決算結果は増収減益。
減益理由は一時的な要因(前期計上していた販促費の戻し入れ益の反動減が利益を押し下げた)が大きいとのこと。
決算発表後に一度大きく株価が売られたが、その後それ以上に株価は上昇している。
日経平均全体の上昇の流れに乗ったというのも大きいだろうが、減益も一時的な要因によるものということで投資家の意識も好転しているのかもしれない。
配当利回りは3%と、私の投資目安の4%を大きく下回っている。
ただしKDDIはもともと「優待銘柄」として最小単元の100株を買った銘柄になる。