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【株式投資/企業分析】ソフトバンクグループ(25年3月期 第2四半期決算)

 

株価チャート

24年7月に12,000円まで買われていたが、その後は大きく売られ、24年8月には6,500円まで下落。

ただしその後は緩やかに上昇を続けており、9,000~10,000円の水準まで回復してきている。

 

日足チャート

 

週足チャート

 

 

25年3月期 第2四半期決算

決算発表日:2024年11月12日

 

売上高、営業利益

  • 売上高:34,699億円(7.5%)
  • 税引前利益:14,611億円(ー%)
  • 親会社の所有者に帰属する中間利益:10,053億円(ー%)
  • 営業利益率:42.1%

 

前年度の9,000億円の赤字から、 14,000億円の黒字に転換。

やはりソフトバンクグループは投資会社の色合いが強いため、投資先の企業の業績や株価に大きく依存する。

 

 

 

例えば、アリババ株式に係る投資利益として12,801億円、Tモバイル株式に係る投資利益として5,662億円を計上している。

 

 

配当

  • 配当金:44円
  • 株価(11/27):8,981円
  • 一株利益:341.1円
  • 配当利回り:0.4%
  • 配当性向:12.9%

 

配当利回りは0.4%と非常に低い。

基本的には配当などのインカムゲインではなく、キャピタルゲインを狙う銘柄になる。

 

 

損益計算書

 

ソフトバンク事業、アーム事業はいずれも増収となり、それに伴い売上高、売上総利益も前年度から約7%の増加。

アリババ株、Tモバイル株に係る投資利益などもあり、投資損益は前年度の9,600億円の赤字から、26,000億円の黒字に転換。

 

 

 


今年度はデリバティブ関連損失(アリババ株式を利用した先渡売買契約等に関わるデリバティブ関連損失とのこと)として14,000億円の損失を計上しているが、トータルでは14,000億円の税引き前利益を上げている。

 

投資のトラックレコード

  • アリババ:74億円→9.8兆円
  • スプリント(Tモバイル):2.1兆円→5.6兆円
  • アーム:3.3兆円→20.0兆円

 

アリババ、スプリント(Tモバイル)、アームと大型投資で巨額なリターンを実現。

この3つに関しては、孫正義氏の博打が大当たりした結果になっている。

 

 

保有資産構成の変化

2024年9月末

 

AIブームの流れに乗って、保有するアーム株が総資産の50%を占める状況まで来ている。

AIブームがどこまで続くのか。あと数年は続くとは思うが、その先は不透明に感じる。

 

 

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ソフトバンクG傘下ビジョン・ファンド、9四半期ぶり黒字化

4~9月、世界的株高の恩恵で 本体も最終黒字1兆円

2024/11/13  日本経済新聞

 

ソフトバンクグループ(SBG)が12日発表した2024年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が1兆53億円の黒字(前年同期は1兆4087億円の赤字)を計上した。傘下のビジョン・ファンド事業が9四半期ぶりに累積黒字に転換し、世界的な株高の恩恵を受けた。過去の大型買収案件も業績に貢献した。

ソフトバンクG傘下ビジョン・ファンド、9四半期ぶり黒字化 4~9月、世界的株高の恩恵で 本体も最終黒字1兆円 - 日本経済新聞

 

 

まとめ

世界的株高の恩恵で巨額の投資利益を上げており、また、傘下のソフトバンク、アームも好調となっており半期で1.4兆円もの巨額の利益を上げている。

投資会社だけあって、損益の振れ幅は非常に大きい。

 

配当利回りは0.4%。

基本的にはインカムゲイン狙いではなく、キャピタルゲイン狙いの銘柄になる。

 

アームへの投資という孫正義氏の博打が当たっており、AIブームにも乗ってアームに係る保有資産も大きく上昇している。

AIブームがいつまで続くかは不透明だが、すぐに危機的状況が訪れるとは考えにくいかな。

 

やはり配当利回りを考えても、ソフトバンクグループ株は私の投資戦略(高配当銘柄への分散投資)においては投資候補にはなりえない。

投資するとしても、社債までとする。

 

 

 

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