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【株式投資/企業分析】NTT(25年3月期 第1四半期決算)

 

株価チャート

24年1月の 190円を天井にして下降トレンドを継続。

ただし最近では 140~160円の間をもみ合っているような状況。

中々160円の天井を突破できない。

 

 

日足チャート

 

 

週足チャート

 

 

25年3月期 第1四半期決算

決算発表日:2024年8月6日

 

売上高、営業利益

  • 営業収益:4.1%
  • 営業利益:△8.2%
  • 当社に帰属する四半期利益:△27.0%
  • 営業利益率:13.4%

 

増収減益。

営業利益の減益は二年連続。

ただそれでも、営業利益率は 13%と高い値を維持している。

 

純利益が 27%減と大幅減となっているのが少し気になる。

 

 

 

 

 

2024年度は前年度比で減益予想となっているが、巨額の利益を長期に渡って継続的に上げているのが分かる。

その中でも移動通信事業の占める割合が大きく、2024年度予想では全利益の64%を占めるまでになっている。

 

 

配当

  • 配当:5.2円
  • 株価(9/27):149.8円
  • 一株利益:13.00円
  • 配当利回り:3.4%
  • 配当性向:40.0%

 

高値の190円から大きく株価が調整しているということもあり、配当利回り 3.4%まで上昇している。

投資目安の4%には到達していないが、日本株の中ではまだ高い部類に入る。

 

配当性向も 40%とそれほど高くないので、巨額の利益をコンスタントに上げていることも考えると、配当の継続性も問題無さそう。

 

 

 

 

決算資料の中で、累進的配当戦略(継続的な増配)を配当戦略として謳っている。

 

 

 

 

一株当たり配当金も増配を続けており、2003年度から2024年度までに10倍以上に増加しているとのこと。

 

 

25年3月期 通期業績予想

営業利益

  • 通期業績予想:18,100億円
  • 第1四半期実績:4,358億円
  • 進捗率:24.0%

 

営業利益について通期では前年度比5.9%減の予想。

第1四半期は8.2%の減益となっており、進捗率も24%とやや低め。

 

 

損益計算書

増減額

  • 営業収益:1,289億円
  • 営業費用(人件費):737億円
  • 営業費用(経費):694億円

 

営業収益自体は伸ばすことが出来ているが、それ以上に人件費、経費が上昇してしまっており、それが営業減益につながっている。

 

 

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www.nikkei.com

 

 

まとめ

第1四半期の結果は増収減益。

純利益は27%減と大きく、地域通信事業(NTT東日本NTT西日本)の低迷が原因とのこと。

 

ただし、移動通信事業は巨額の利益を上げ続けており、地域通信事業の低迷をある程度補っている。

 


株価は24年1月の190円を天井にして、下降トレンドを継続。

減益を嫌気しているのか。

 

それでも巨額の利益をコンスタントに上げ続けていることは事実であり、その点を考えると配当利回り3.4%であれば買い増しをしていってもいい気はする。

 

現状では140~160円をもみ合っているような状況なので、そのレンジの底値(140円)付近まで調整することがあれば買い増しを検討しよう。

 

 

 

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