株価チャート
ここのところの市場要因の下落の影響で、ここの株価も調整中。
ただしある程度下げ止まりつつある動きは見せている。
それまでは緩やかな上昇曲線だったので、そこのラインに戻ってくれば反発の可能性もあるか。
日足チャート
週足チャート
23年3月期 第3四半期決算
決算発表日:2023年2月10日
売上高、営業利益
- 売上高:7.4%増
- 営業利益:30.3%増
- 純利益:13.4%増
- 営業利益率:7.5%
増収増益。
増益幅は30%と大きい。
営業利益率は10%には到達していないが、7.5%とある程度高い水準となっているので及第点か。
配当
- 配当金:31円
- 株価(3/25):681円
- 一株利益:76.60円
- 配当利回り:4.5%
- 配当性向:40.4%
配当利回りは4.5%と十分高い水準。
配当性向も40%程度に抑えられているので、配当原資としてもすぐに問題になるという状況でもないか。
ここの企業は「累進的配当戦略」を取っているというのも高評価ポイント。
セグメント
報告セグメントごとの利益または損失
- カスタマーソリューション:288億円
- 海外地域:269億円
- 環境エネルギー・インフラ:82億円
- ロジスティクス:123億円
- 不動産:78億円
- モビリティ:33億円
各セグメントである程度分散的に利益を上げることができている。
バランスシート
- 総資産:95,599億円
- 社債:16,920億円
- 長期借入金:33,689億円
総資産に占める有利子負債の割合は高い。
これもリース業としての業態によるものだろうか。
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2023/02/25 日本経済新聞
三菱商事と大手リース会社の三菱HCキャピタルは24日、グループの自動車リース会社2社を合併すると発表した。両社が折半出資する三菱オートリース・ホールディンググループの三菱オートリース(東京・港)と、三菱HCキャピタル子会社の三菱HCキャピタルオートリース(同)で、4月1日付で統合する。
まとめ
ある程度各セグメントで分散的に利益を上げることが出来ており、利益構造はそれほど問題無さそう。
やはり4.5%という高い配当利回りと、「累進的配当戦略」というところが大きなポイント。
最近の金融不安に端を発した株価下落が収まれば、ある程度の所で買っていってもいいように感じる。
現在保有する日本郵船は将来的な利益の先行きが不透明になっているので、プラスの段階で一度日本郵船を売って資産を三菱HCキャピタルに移すのもありか。