証券会社のホームページにアクセスした際に、ペトロチャイナの株価が表示されなくなっているのに気づいたのは9日だった。
本来だったら、株価もその株価チャートも表示されるところが「当該銘柄のチャート情報は提供しておりません」という冷たいメッセージが代わりに表示されている。
ペトロチャイナ株価チャート
「何だこれは?」
その時は特に大事には考えていなかったのだけど、9日の夜、会社からの帰宅後に色々とネットを通して調べている中で、大変な事態に巻き込まれたことを思い知らされた。
上場廃止
2022年8月12日 日本経済新聞
中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国人寿保険など中国の国有企業5社は12日、米国株式市場の上場廃止を申請すると発表した。
米国に上場する中国企業については、監査情報を巡って米中証券当局の交渉が難航していた。
上場廃止・・・?
この文字を目にしたときに、一瞬で頭が真っ白になる。
ポートフォリオの投資先分散のため、他の銘柄と組み合わせる形でペトロチャイナ株は700株保有していた。
もしかしたら、私は大変なことに巻き込まれてしまったのかもしれない、そのことだけは分かった。
「これから私がとるべき選択肢、とれる選択肢は何なのか」
「そもそもこのニュースが出たのは8月12日。それなにになぜ、それについて今まで気づかなかったのか」
様々な思いが自分の頭の中で吹き荒れていた。
投資をしていればこのようなリスクは当然ある。
そのリスクをできるだけ抑えるために投資先は色々と分散してきたのだけど、そのおかげなのか、とりあえず致命的なダメージは避けられた(はず)。
過ぎてしまったことをクヨクヨ考えていても仕方がない。
その失敗を通して学ぶべき反省点は何なのか、それを第三者の目で客観的に振り返った後は、前に進むしかない。
(そんな風に、簡単に割り切れれば簡単だけど・・・)
では、今回の反省点は何なのか。
きっと、次の二つだろうな。
- 毎日、日経新聞の記事には目を通していたので、前述の記事を本来であれば気づくことが出来たはず。それをなぜ見落としてしまったのか。
- 保有銘柄についてもっと感度よく情報を入手するようにしていれば同じように気付くことが出来たのではないのか。
米国株式市場で上場廃止になったペトロチャイナ株はどうしよう・・・。
とりあえず少し様子を見るしかないかな。