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死ぬまでにしたい10のこと:(2)屋久杉を見ること:もののけ姫

 

私と屋久杉のつながりははっきり言って無い。

 

ただし、あえて言うとしたらやはり「もののけ姫」になるだろうか。

公開日を調べてみると1997年7月となっている。その当時スタジオジブリが久しぶりの本格的なファンタジー映画を作るということでテレビなどで大々的にCMが流されていた。私もジブリ映画の初期2作(風の谷のナウシカ天空の城ラピュタ)は好きだったので、この新作に期待していた。

もののけ姫のキャッチコピーである「 生きろ。」は非常に印象的で、その言葉だけで映画に対する期待をどんどん膨らませていた。

 

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1997年7月というと私が高校三年生の時になる。

公開当初はどこの映画館も満杯というニュースが流れていた。大きな動員数を記録しているという話もどこかで聞いていた。私はこの映画が公開されるまでに大きな期待を持っていたということもあったから、どうしても映画館で観たいと思った。それまでの私は映画を映画館で見るという習慣はほとんど無かったのだけど、こればかりは待てなかった。たとえ高三で受験生だったとしても、この映画だけは観に行こうと決めていた。

 

確か、渋谷の映画館だったと思う。

正直、もう24年も前の話なので記憶もおぼろげになってしまっている。7月に公開されているので、学校の夏休みを利用して行ったような記憶がある。朝早くに家を出て、映画館の行列に並んだ。ようやく中には入れたのだけど、良い席はすべて埋まっていて、スクリーンを目の前にした最前列しか空いていなかった。それもあって、映画放映中ずっと顔を上に上げて見る必要があってひどく難儀した。

 

 

 

この映画の中で古代の森が表現されていた。

スタッフで屋久杉をロケハンして、その光景をベースに絵を作ったという。私の意識の中に「屋久杉」というものが初めて結びついたのもこの映画だったように思う。

正直映画自体は私にはどこか物足りなくて、映画館で観た以降はテレビで放映されていても見返すことは無かった。監督自体の色々な思想を盛り込んだ作品だったのだろうけど、単純に物語的な盛り上がりに欠けるような感じを受けた。

 

だけど、この映画を通して「 日本のどこかには、縄文時代から生き続けている樹木が存在する」ということを知ったのも事実だった。