知識蓄積ノート【投資・FIRE】

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会社という枠組みの先に、私のゴールは存在しない。

内定式後の親睦会は、確か渋谷で行われたように憶えている。
 
ただ、その会場にどのように向かったのかははっきりとは記憶にない。見知らぬ人に囲まれて内定式を行い、そして見知らぬ人たちに囲まれていきなり居酒屋で親睦会をする。そのような時間に私の精神はひどは疲弊していた。そもそもとして私は他者とうまく関係を作ることができない人間だったし、「飲み会」のような場所はできるだけ避けるようにして生きてきたのも確かだった。おそらく、その親睦会の会場へは、同期となる人たちの後ろについて歩き、そして同期となる人たちの後ろについて電車に乗ったのだろう。
 
 
 
その親睦会では私は当然のようにそれほど会話をすることは無かった。
ただ、一秒でも早くその場所から離れて家に帰りたかった。
 
ひたすら自分の顔に作り笑いを浮かべ、
「なぜ、自分は今、こんな場所にいるのだろう?」
と不思議に思っていた。
 
その理由は「社会人となったときに同期となる人たちとの親睦を深めること」と、書いてしまえばそれ以外の何物でもないのだけど、そのときの私は、心の底から不思議だった。それが当たり前の事実とはとても思えなかった。
 
なぜ自分の望まない場所で、望まない行動をとり続ける必要があるのか。社会人になるということはそういうことなのか。
もしそれが事実だとしたら、私はその延長線上に私の望む未来は存在しないと感じた。
 
 
 
会社という枠組みの先に、私のゴールは存在しない。
 
このことを重たい事実として私自身受け止めたのは、そのときが初めてだったのかもしれない。そしてその感覚は、実際に社会人になって会社という枠組みの中で生きるようになっても少しも変わることは無かった。
 
 
 

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