アイデアで勝負するような働き方
企業において「新しくて独創的なアイデア」が大きな競争力を持つ時代になっているように感じる。
以前の世界では「いかにして多くの人を集め、効率的に動かしていくか」が大きな力を持っていて、だから製造業では日本はアメリカを打ち負かすことができたはず。だけど今はアメリカのアイデアをベースとする企業(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)に全く手も足も出なくなっている。
おそらく、それは個人においても同じ。
創作過程を急発進させるためにロビンズが提案した方法、すなわち他の作品からすでに成功が証明された伝統的なアイディアをもってきて、それを新しいやり方で組み合わせるという方法は絶大な効果を上げた。これは、成功した作品の創作を発火させるために、ありとあらゆる人びとが用いてきた手だ。*1
「芸術においても、科学においても、商業的な革新においても、すでにある素材を組み合わせるというのが、創造的な理論の中核をなしている。」
すべての独創的な論文には少なくともひとつの共通点があった。たいてい、すでに知られているアイディアを新しい形で組み合わせていた。
古い概念を独自のやり方で並置することで独創性を高めるというのは、今日に始まったことではない。
アイデアは既存の要素の組み合わせ。
これは以前から使い古された言葉のように何度も使われた言葉。
だけど、その意味をどれだけ真剣に私は考えてきたのだろうか。その言葉を効果的に実現させるための方法を探そうとしてきたのだろうか。漠然と考えるだけでは中々難しい。もっと戦略的に進めるべき。
①広範な知識をインプットする
②その知識を並べ替える思考実験を習慣的に繰り替えす。
この二つを習慣の中に組み込んでみること。
*1: あなたの生産性を上げる8つのアイディア チャールズ・デュヒッグ 著