やる気を引き出す
何かを成し遂げようとしたときに、自分自身のモチベーションをいかに維持するかが非常に大切になる。
モチベーションを維持できなければ努力を継続することも難しい。
自己決定の喜び*1
近年、長引く不況の結果、終身雇用が減り、転職を繰り返す人やフリーで仕事をする人が増えるにつれ、やる気や意欲というものを理解することがますます重要になってきた。
この新しい状況下でどんな人たちが成功を収めたかというと、自分の時間をいかに使い、エネルギーをどう配分するかを、自分で決められる人たちだ。
やる気というのはむしろ読み書きのような能力であり、習得したり磨いたりできる能力である。
やる気の必要条件は、自分は自分の行動や周囲に対して主導権を握っていると信じることであり、それを理解することが重要だ。
自己決定とは?
やる気を作り出すためには、目の前の仕事に対して自分自身で判断や決断ができることが必要になるというのはよく聞く話。
無理やり強制された仕事であったり、誰かの指示を仰ぐだけの仕事では確かに楽かもしれないけど、モチベーションを作り出すのは難しい。
でも、企業という枠組みの中で働くということは、結局は上から強制された仕事をするということではないのか。
確かにその課せられた仕事の進め方に対してはある程度の自己裁量を与えられるかもしれないけど、基本的な枠組みは変えられないように感じる。
そうなのだとしたら、自分の内部からの本当のモチベーションで働くためには企業という枠組みを離れる必要があるということなのか。
私にとって本当に情熱を感じられることは何なのか。
この一度きりの人生において、死ぬ間際に後悔しないような仕事をするためには今何をすべきなのか。
結局、自分に本当の意味でのモチベーションを与えられるのは自分自身だけのような気がする。
*1:あなたの生産性を上げる8つのアイディア チャールズ・デュヒッグ 著