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ワーキングメモリ:集中力とマルチタスク

 

集中力をいかにして高めるか

 
私の周りには数えきれないほどの集中力を阻害する要因が存在している。
 
スマートホン。
テレビ。
PC。
ゲーム。
 
だけど、その阻害要因になされるままで何も対処しなければ、重要なことに集中して取り組むことが難しくなる。
 
何かを成し遂げようとするために一つのことに集中する必要があるのだとしたら、「集中力をいかにして高めるか。いかにしてほかの阻害要因から邪魔させないか」は現代を生きていく上で非常に重要なことなのではないのか。
 
 
 
 
集中力*1
 
ノースカロライナ大学のマイケル・キーンらの研究
100人以上の若者にワーキングメモリ・テストを受けてもらったあと、作業中に気が散ったり、ほかのことを考えたりした頻度の記録を、一週間つけてもらった。
ワーキングメモリの強さで集中力の持続に大きな差異が生じることが立証された。
ワーキングメモリ・テストのスコアが低かった人たちは、気が散りやすいことがわかった
 
 
 
 
心理学者が「タスク・スイッチング」と呼ぶプロセスは、ワーキングメモリの能力と密接な関係がある。
 
ジュネーヴ大学のピエール・バルイエの研究
ある作業からほかの作業へと移行するときのワーキングメモリの作用について調べた。
複数のタスクを同時におこなうと、パフォーマンスは落ちる。
大半の人は同時にふたつのタスクについて考えるのが精一杯。
 
ワーキングメモリ・テストでトップのスコアを獲得した被験者たちは、まったく精度をおとすことなく、ワーキングメモリのタスクと運転を同時に実行できた
 
 
 
 
 
一つのことに集中して取り組むべきと多くの人は言う。
 
だけど、実際のこの社会は複雑で、どこかではいくつかのプロセスを並行して進める必要。
もしそうだとしたら、「マルチタスク」を実現させるためにベースとなる能力は今の社会に必要となる能力のはず。
 
 

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マルチタスクを集中して取り組むことができるためのベースとなる脳の機能。結局は、いかにして効果的、効率的に脳を鍛えるかということになるのか。
 
 
 

*1:脳のワーキングメモリを鍛える! トレーシー・アロウェイ著