80対20の法則を生活に活かす
生きるとはある意味ではレースのようなもの。
大切なのは、レースの中で死に物狂いで前に進むことじゃない。
そうではなく、本当に大切なのは「どのレースにエントリーするか」ということ。
・重要なカギを握っている要因はつねに、ごく限られており、それは目にみえにくいことが多い。それが何であるかがわかったら、その力をいままでの何倍も活かせる。*1
・誰でも、偉大なことを成し遂げられる。カギは努力ではなく、やるべきことをみつけられるかどうかである。ある分野に限って言えば、あなたはほかの誰よりもはるかに高い能力をもっているはずだが、力の使い場所を間違い、あまりに多くのことに手を出すと、せっかくの能力が十分に活かされない。
・つねに勝者と敗者がいて、つねに敗者のほうが多い。正しい相手、正しい味方、正しい方法を選べば、誰でも勝者になれる。もっと努力しようと思うより、好きなことに力を集中したほうが勝つ確率が高くなる。前に勝ったことがあるレースで再び勝負したほうが、勝つ確率は高くなる。そして、弱い相手を選び、楽なレースに参加したほうが勝つ確率は高くなる。
・敗北の大半は、他人から強制されて参加したレースで起こる。勝利の大半は、自分が望んで参加したレースで起こる。レースの選択を誤り、自分が得意とするレースではなく、他人が得意とするレースに参加すれば、まず勝ち目はない。
そもそも今の私はどのようなレースに参加しているのか。
この社会の仕組みはとても巧妙で、小学生から始まる学校という仕組は、ある意味では子供に対しての洗脳装置のようなもの。
子どもに対して、この社会にとって都合がいいような行動をとるように潜在意識に植え付けている。
例えば、この社会にとっては従順な労働者が必要になるから、学校を卒業したら新卒でどこかの企業に就職し、そして定年まで自分の体と時間を他の誰かのために犠牲にし続ける。そのレールからは中々逃れられない。長い時間をかけて、そのような脱落に罪悪感を感じるように潜在意識を作りあげられているのだから。
でも、だからと言って諦めてしまうわけにはいかなかった。
第一歩として必要なことは、今私が進んでしまっているレールは社会や世間体が私に強制しているレースなんだということをしっかりと認識すること。
そして勇気をもって、自分のレースにコース転向すること。
人生は決められたレールの上をひたすら進んでいくようなものじゃない。
人生は、道なき道を自分の足で進んでいく「冒険」なんだ。
*1:新版 人生を変える80対20の法則 リチャード・コッチ 著