知識蓄積ノート

日々得られる知識、洞察をひたすら蓄積するブログ

経済的自由獲得のための戦略を修正する

コロナ騒動による株価下落

 
今回のコロナ騒動に伴う株価下落は2月の中旬頃からスタートしている。
その頃は「中国の武漢というところで、何かインフルエンザのようなウイルスが流行しているらしい」という程度の認識しかなくて、当然、株は保有継続の判断をした。
 
「財務利益構造の優れていて、配当利回りの高い企業株を長期によって保有し続ける」
これが戦略の骨格をなしていたので、保有継続の判断も特に迷いはなかった。
 
ただし、3月に入ると流行はヨーロッパに広がり、2月とは全く違う様相を見せてきた。
ダウ平均は毎日1000ドル、2000ドルの値幅で乱高下して、ニュースでも「今日は歴代で一番下げた」というトピックを何度となく目にした。
 
その時になって、大きな不安を感じるようになった。
 
「今回の混乱は、まだスタート地点に過ぎないのではないのか?」
もし今のコロナ騒動が数年にわたって続くとするのなら、世界経済はより深刻なダメージを受けることも十分あり得る。ただし、1、2か月で感染の拡大は収束して、また株価は上昇に転じるというシナリオもあるかもしれない。
 
一番の問題は、「今の時点では、リスクの大きさが読み切れない」ということだった。
そのような状態において、盲目的に配当株を保有し続けるのは危険だと感じた。
 
結局、今月の頭に一度株価が値を多少戻したところで、大部分を現金化するという決断を下した。
もしかしたらこれからの上昇に乗り遅れるかもしれないけど、今は守りに入るべきだと判断した。
 

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今回の下落によるダメージは?

 
そのような「現金化」の判断を下せた一つの要因に、
「配当株の中にNTTドコモを組み込んでいた」というのがある。
 
コロナ騒動と並行して5G対応のニュースが流れて、NTTドコモが市場の動きにあらがって大きく反発していた。その反発で大きく含み益が出ている状態だったので、他の銘柄の下落のダメージをある程度相殺することができた。
 

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それまでは、投資においてそれほど銘柄分散していたわけではなかったけど、今回はこの分散のおかげでダメージを最小限に抑えられた。
これは一つの教訓だった。
 
 

リスクを分散する

 
今までは日本株しか保有してこなかった。
米国株も興味があったのだけど、色々と手続きも面倒だったのでそこまでしなかった。だけど、今回の教訓の中で「配当銘柄においても、日本株以外の株も保有してある程度のリスク分散をすべきだはないのか」ということを気づかされた。
 
今の下落の期間を利用して、米国株投資の情報収集をしている。
米国株においても、今後これ以上に値を下げるというシナリオも十分あり得る。そのときに機動的に買えるように事前準備をしていく。米国株の配当においては2重課税問題もあるが、それでもリスクは分散すべきと考える。
 
現時点で考えているのは、配当銘柄の50%を日本株、50%を米国株に分散するというもの。