まず初めに私がやるべきことは、私の人生における目標を明確にすることだった。もしそれが一度でできないのなら、それをアウトプットし、結果によって修正していくというフィードバックをシステムとして人生の中に組み込むことだった。
「私は、この一度きりの人生において本当は何がやりたいのだろうか?」
「もし、今手元に20億円あり、余命10年間だと告知されたとしたら、私はその残された10年間で何をしたいと思うのだろうか」
きっと、その答えのかけらは今までの私の人生の中から見つけ出すしかなかった。その答えそのものを見つけ出せないとしても、そのヒントでもいいので何とかして掘り当てる必要があった。
「今までの人生において、それをやっていてワクワクしていると感じていることは何かあったのか?」
「今までの人生において、それをやっていて自分の能力をフルに発揮して卓越に向かうことができていると思えたことは何かあったのか?」
一つ思うのは、やっぱりこの世界に私という人間として生まれたのであれば、私という人間をこの世界に対して表現したかった。私が存在することで、この世界がほんの少しでも良くなったと感じながら死んでいきたかった。